みなさんの中にはこの様な経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
「私、麻酔が効きにくいほうなんです」
と、非常に不安そうな表情。
実際に処置がはじまると、
「痛い痛い痛い」
と、体が動き出す。
すると周りの看護士さんに押さえつけられて
「多少は我慢して動かないようにしてください」
結局先生に怒られてしまいました。
医療関係者にとっては日常の些細な出来事と思われがちですが、患者様にとっては一生にそう何度もありませんので一大事だったりしますよね。
実はこれ、ちょっとした知識があるとずいぶんと楽になるんです。
まず知っていただきたいのは「麻酔が効かない人はいない」ということです。
麻酔はすべての生き物にちゃんと効きます。
たまに効かないものなら麻酔銃を使用したライオンなんか近寄れません(笑)
人によって違いがあるのは必要な量や切れてくる早さです。
次に知っていただきたいのは「神経には種類がある」ということ。
麻酔をするとその部分が完全に感覚がなくなると思ってる人が多いのですが、実はそうではありません。
ほとんどの場合、局所麻酔は「痛覚」の神経には作用するけれど「触覚」はそのまま残ります。
つまり「切るような痛みはないけれどもなにかされてるのは感じる状態」これが局所麻酔です。
具体的にいうと「痛覚」=切ったり刺したりした時の痛み、「触覚」=触ったり押したり引っ張ったりする感じです。
冒頭の例は、自分が麻酔が効かない体質と思い込んでいて、実際に処置がはじまってからも
「触ってる」感じが恐くなって体が逃げてしまう。
→あぶないので押さえられてしまう。
→そうすると実際の「痛覚」も出たりするのでよけいに痛くて恐い。
→さらに体が動いてしまう・・・・
の悪循環なんです。
まずは深呼吸をしましょう。
そして今自分が感じている痛みが「痛覚」なのか冷静に考えてください。
きっと「なんだ、麻酔きいてるじゃん」と思えます。
それでもまだ「チクッ」とした感じがあるなら先生に具体的にどのあたりが痛いかを伝えればその部分に麻酔を追加してもらえます。
あと、医者側も患者様のペースにあわせてちょっと手を止めてあげたりするとよりいっそう患者様は楽になりますね。
どうですか?心当たりのあるかたは次からちょっとそんな事を思い出してみてください。
アーティスクリニック
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